福来|久慈で「福来」を醸す酒蔵と南部杜氏の酒造りを紹介

福来の文字 岩手県の酒蔵

岩手県久慈市に蔵を構える株式会社福来は、代表銘柄「福来」を手がける酒蔵です。

1907年(明治40年)に酒造りを始め、久慈の地下水と南部杜氏の技を生かしながら、地域に根ざした日本酒を造り続けています。

酒蔵名にも使われている「福来」という名前には、創業当時の出来事に由来する物語があり、縁起のよい銘柄として受け継がれてきました。

この記事では、株式会社福来の基本情報や「福来」という名前の由来、久慈の水と南部杜氏の技を生かした酒造り、主な日本酒、酒蔵見学や購入方法について紹介します。


株式会社福来は、岩手県久慈市宇部町に蔵を構える日本酒の酒蔵です。

項目内容
酒蔵名株式会社福来
読み方ふくらい
所在地岩手県久慈市宇部町5-31
創業1907年(明治40年)
代表銘柄福来
主な特徴久慈の地下水と南部杜氏の技を生かした酒造り
酒蔵見学予約制・見学+試飲500円(税込)
売店あり・見学なしでも利用可能
購入方法酒蔵売店、取扱店、通販など

国税庁の酒蔵マップでも、久慈市にある製造場として株式会社福来が掲載され、代表銘柄には「福来」が挙げられています。


株式会社福来を代表する日本酒が、酒蔵名にも使われている「福来」です。

国税庁の酒蔵マップにも主な銘柄として掲載されており、特別純米酒や純米大吟醸酒、大吟醸酒など、酒質の異なる商品が造られています。

そして、「福来」という名前には、創業当時の出来事に由来する物語があります。


株式会社福来が酒造りを始めたのは、1907年(明治40年)のことです。

創業当時、酒の名前をどうするか親戚も交えて考えていたものの、なかなか良い案が決まりませんでした。そんななか、その場によちよち歩きの「ふく」という子どもがやって来て、「ふくが来た」という声が上がったことが、銘柄名を決めるきっかけになったと伝えられています。

そこから、飲む人、売る人、造る人、それぞれに「福」が「来」るようにとの願いを込めて、「福来」と名付けられました。

創業時の何気ない出来事から生まれたこの名前には、酒に関わる人々の幸せを願う思いが込められています。


福来の酒造りを支えているのが、久慈の良質な地下水と、岩手に受け継がれてきた南部杜氏の技です。

酒造りには水が欠かせません。福来では、久慈の自然に育まれた地下水を仕込みに使い、この土地で日本酒を醸してきました。

原料米には岩手県産米も使われており、地域の水や米と、南部杜氏から受け継がれてきた技を生かした酒造りが続けられています。

久慈の風土と岩手の酒造文化が重なり合うことが、福来の酒造りを形づくる大きな特徴のひとつです。


株式会社福来では、代表銘柄「福来」の名を冠した日本酒が複数造られています。

ここでは、原料米や精米歩合の異なる3本を紹介します。


特別純米酒 福来

「特別純米酒 福来」は、岩手県産米を使用した日本酒です。

精米歩合は60%で、岩手県で開発された酵母「ジョバンニの調べ」が使われています。

代表銘柄「福来」の定番商品のひとつです。


純米大吟醸 福来

「純米大吟醸 福来」には、岩手県の酒造好適米「吟ぎんが」が使われています。

精米歩合50%まで磨いた米と「ジョバンニの調べ」を用いて造られており、岩手の米や酵母を生かした一本です。


大吟醸 福来

「大吟醸 福来」は、酒米に山田錦を使用した大吟醸酒です。

山田錦を40%まで磨いて仕込まれており、岩手県産米を使ったほかの「福来」とは、原料米や酒質の異なる日本酒となっています。


株式会社福来では、事前予約制で酒蔵見学を受け付けています。

見学と試飲を合わせた料金は1人500円(税込)で、所要時間は約1時間です。希望する時間がある場合は相談でき、見学日時についても、できる限り希望に合わせて調整してもらえます。

酒蔵には商品の購入ができる売店もあり、酒蔵見学を利用しない場合でも立ち寄ることができます。

商品の購入は酒蔵の売店のほか、取扱店や通販などでも可能です。今回紹介した商品のうち、「純米大吟醸 福来」は通販での取扱いも確認できます。

見学を希望する場合は、希望する日時を伝えたうえで、事前に酒蔵へ予約しておくとよいでしょう。


「福来」という名前の背景を知ると、久慈で醸される一杯にも少し違った親しみが感じられます。

久慈の地下水や岩手の米、南部杜氏の技とともに受け継がれてきた酒造りには、この土地ならではの歩みが重なっています。

久慈の日本酒に触れるきっかけとして、まずは代表銘柄「福来」から手に取ってみてはいかがでしょうか。

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