三千櫻酒造|北海道東川町の公設民営型酒蔵と代表銘柄「三千櫻」を紹介

三千櫻の文字 北海道の酒蔵

北海道上川郡東川町にある三千櫻酒造。

代表銘柄として知られる「三千櫻」は、岐阜県中津川市で長く受け継がれてきた日本酒ブランドです。

三千櫻酒造は、1877年に岐阜県で創業した歴史ある酒蔵で、2020年に北海道東川町へ拠点を移しました。

現在は、東川町初の公設民営型酒蔵として、東川町の水や北海道産酒米を生かした酒造りに取り組んでいます。

この記事では、三千櫻酒造の基本情報や歴史、北海道東川町へ移転した背景、代表銘柄「三千櫻」、ショップや購入方法について紹介します。


三千櫻酒造は、北海道上川郡東川町にある日本酒の酒蔵です。

代表銘柄として知られているのが「三千櫻」です。

「三千櫻酒造」は酒蔵・会社名、「三千櫻」は日本酒の銘柄名として整理するとわかりやすいでしょう。

項目内容
酒蔵名三千櫻酒造株式会社
読み方みちざくらしゅぞう
所在地北海道上川郡東川町西2号北23番地
創業1877年・明治10年
代表銘柄三千櫻(みちざくら)
主な特徴岐阜県中津川市から北海道東川町へ移転、公設民営型酒蔵、東川町の水と北海道産酒米を生かした酒造り
ショップあり
酒蔵見学現在は実施なし

三千櫻酒造がある東川町は、北海道のほぼ中央部に位置する上川地方の町です。

大雪山系の自然に近く、水や米と関わりの深い地域として知られています。


三千櫻酒造を知るうえで、まず押さえておきたいのが代表銘柄「三千櫻」です。

「三千櫻」は、三千櫻酒造が手がける日本酒ブランドで、岐阜県中津川市で酒造りを続けていた時代から受け継がれてきた銘柄です。

現在は北海道東川町で造られる日本酒として展開されており、酒米や精米歩合の違いを楽しめる商品があります。

酒蔵の名前と銘柄名が同じ「三千櫻」であるため、酒蔵を知る入口としてもわかりやすい銘柄といえるでしょう。

岐阜での歴史を受け継ぎながら、北海道東川町で新たに造られているところに、現在の「三千櫻」らしさがあります。


三千櫻酒造の歴史は、1877年に岐阜県中津川市で創業したことに始まります。

長く岐阜県で酒造りを続けてきた酒蔵ですが、2020年に北海道上川郡東川町へ拠点を移しました。

北海道へ移転した背景には、蔵の老朽化や、酒造りにおける温度管理の難しさがありました。

日本酒造りでは、発酵の管理がとても重要です。

気温が高くなると、酒造りに適した環境を保つための負担も大きくなります。

三千櫻酒造は、これからも安定して酒造りを続けていくために、冷涼な気候を持つ北海道東川町で新たな一歩を踏み出しました。

岐阜県中津川市で受け継がれてきた酒造りは、東川町という新しい土地で続けられています。

この移転によって、三千櫻酒造は東川町初の酒蔵としても歩み始めることになりました。


三千櫻酒造は、東川町が整備した酒蔵を民間事業者が運営する「公設民営型」の酒蔵として、新たな歩みを始めました。

東川町にとっては、町内初の酒蔵でもあります。

もともと酒蔵を持たなかった東川町に、岐阜県中津川市で長く酒造りを続けてきた三千櫻酒造が移転したことで、町に新しい酒造りの拠点が生まれました。

公設民営型という形は、町と酒蔵が結びつきながら地域の酒造りを育てていく取り組みでもあります。

三千櫻酒造は、単に北海道へ拠点を移した酒蔵ではなく、東川町に根ざした酒蔵として歩みを進めています。

この地域との関わりは、現在の三千櫻酒造を知るうえで大きな特徴のひとつです。


三千櫻酒造の酒造りを語るうえで欠かせないのが、東川町の水と北海道産酒米です。

東川町は、大雪山系の自然に近く、豊かな水に恵まれた地域です。

三千櫻酒造では、その東川町の水を使いながら、日本酒造りに取り組んでいます。

また、酒米には北海道産の酒造好適米も使われています。

代表銘柄「三千櫻」では、「彗星」や「きたしずく」といった北海道の酒米を使った銘柄も造られており、北海道東川町へ移転した酒蔵としての地域性が表れています。

一方で、三千櫻酒造では、岐阜県中津川市で酒造りを続けていた時代から大切にしてきた「愛山」を使った銘柄も展開されています。

北海道産酒米を使った酒造りと、これまで受け継いできた酒造り。

その両方が並んでいるところに、現在の三千櫻酒造らしさがあります。


三千櫻酒造では、代表銘柄「三千櫻」を中心に、酒米や精米歩合の違いを楽しめる日本酒が造られています。

公式商品ページでは、「愛山」「彗星」「きたしずく」「R CLASS」などが通常商品として紹介されています。

ここでは、三千櫻酒造の特徴を知る入口として、購入しやすい4本を紹介します。

なお、銘柄名にある「60」や「55」といった数字は、主に精米歩合を表しています。

精米歩合とは、玄米をどれくらい磨き、どれくらい残して酒造りに使うかを示す数字です。

たとえば精米歩合60%なら、玄米の外側を40%削り、中心部分を60%残して使うという意味になります。

数字が小さいほど米を多く磨いていることになりますが、単純に数字が小さいほど良い酒というわけではありません。

よく磨いた酒はすっきり上品な印象になりやすく、米をほどよく残した酒は旨みや飲みごたえを楽しみやすいなど、それぞれに違った魅力があります。


三千櫻 純米 愛山60

「三千櫻 純米 愛山60」は、酒米「愛山」を使った純米酒です。

愛山は、三千櫻酒造が岐阜県中津川市で酒造りを続けていた時代から大切にしてきた酒米です。

そのため、この銘柄は、三千櫻酒造のこれまでの歩みを知る手がかりになる一本といえるでしょう。

精米歩合は60%で、米の旨みや飲みごたえも楽しみやすい純米酒です。

北海道東川町へ移転した現在も、三千櫻らしさを知る最初の一本として注目したい日本酒です。


三千櫻 純米吟醸 彗星55

「三千櫻 純米吟醸 彗星55」は、北海道の酒造好適米「彗星」を使った純米吟醸酒です。

彗星は、北海道で育成された酒米のひとつで、北海道の日本酒づくりを語るうえでもよく名前が挙がる品種です。

三千櫻酒造では、北海道東川町へ移転後、東川町の水や北海道産酒米を生かした酒造りに取り組んでいます。

精米歩合は55%で、北海道産酒米を使った三千櫻の特徴が表れた銘柄です。

北海道へ移転した三千櫻酒造の新しい歩みを知るうえでも、押さえておきたい一本といえるでしょう。


三千櫻 純米吟醸 きたしずく55

「三千櫻 純米吟醸 きたしずく55」は、北海道の酒造好適米「きたしずく」を使った純米吟醸酒です。

きたしずくも、北海道の日本酒づくりを支える酒米のひとつです。

同じ北海道産酒米を使った銘柄でも、彗星とはまた違った個性を楽しめるところが魅力です。

精米歩合は55%で、すっきりとした印象や上品さを意識して選びたいときにも向いています。

「三千櫻 純米吟醸 彗星55」とあわせて見ることで、三千櫻酒造が北海道産酒米を使い分けていることも伝わります。


三千櫻 純米 Rclass

「三千櫻 純米 Rclass」は、日常的に楽しみやすい純米酒として紹介しやすい一本です。

愛山、彗星、きたしずくを使った銘柄と比べると、より気軽に三千櫻を試してみたい人にも手に取りやすい銘柄といえるでしょう。

三千櫻酒造の日本酒を初めて選ぶときは、酒米に注目して選ぶのもよいですし、普段の食事に合わせやすい一本としてRclassを選ぶのもよさそうです。

三千櫻酒造の日本酒は、商品によって使われる酒米や造りが異なります。

それぞれの違いを見ながら選ぶことで、代表銘柄「三千櫻」の幅広さが見えてきます。


三千櫻酒造には、酒蔵に併設されたショップがあります。

ショップでは、代表銘柄「三千櫻」をはじめ、三千櫻酒造が手がける日本酒を購入できます。

東川町を訪れた際に、現地で三千櫻の日本酒を選べる場所として知っておきたい施設です。

一方で、現在、三千櫻酒造では酒蔵見学は実施していません。

ただし、公式サイトでは、エントランスやショップ内の窓から蔵の一部を見ることができると案内されています。

そのため、酒造りの現場を案内付きで見学するというよりは、ショップで商品を選びながら、酒蔵の雰囲気に少し触れられる場所として考えるとよいでしょう。

訪問を考えている場合は、営業時間や定休日が変更される可能性もあるため、事前に公式サイトで最新情報を確認しておくと安心です。

また、三千櫻酒造の日本酒は、公式オンラインショップや酒販店、楽天市場などの通販サイトで取り扱われている場合もあります。

先に紹介した銘柄のほかにも、時期によって販売される商品や在庫が変わることがあります。

気になる銘柄がある場合は、公式サイトや販売店の商品ページで、現在の取扱状況を確認してから購入するとよいでしょう。


三千櫻酒造は、岐阜県中津川市で受け継がれてきた酒造りを、北海道東川町で新たに展開している酒蔵です。

長い歴史を持つ酒蔵が土地を移し、東川町初の公設民営型酒蔵として歩み始めたところに、三千櫻酒造ならではの特徴があります。

代表銘柄「三千櫻」には、これまでの歩みと、東川町の水や北海道産酒米を生かした現在の酒造りが重なっています。

北海道の酒蔵をめぐる中で三千櫻酒造を知ると、土地を越えて受け継がれる酒造りと、新しい地域に根ざしていく酒蔵の姿に触れられるでしょう。

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